米メルク 日本で“コロナ飲み薬”承認申請
アメリカ製薬大手「メルク」の日本法人「MSD」は、新型コロナウイルスの軽症者向けの飲み薬について、日本国内での製造販売のための承認申請をしたと発表しました。
特例承認の申請をしたのは、製薬大手「MSD」の新型コロナの飲む治療薬「モルヌピラビル」です。この薬は、重症化リスクがある新型コロナの軽症から、中等症の入院していない成人の患者を対象としています。
臨床試験では、入院したり死亡したりする重症化リスクを30パーセント減少させることが確認されています。
日本政府は、承認した場合、160万回分を確保することでMSDと合意しています。軽症者などの治療薬は、現在、点滴や注射で投与しますが、この薬が承認されれば国内で初めての飲み薬となります。