コロナ“経口治療薬”塩野義が最終臨床試験
塩野義製薬は、新型コロナウイルスの口から飲む錠剤タイプの治療薬について、最終段階の臨床試験を開始したと発表しました。
塩野義製薬・手代木功社長「昨日、最初の患者さまへの投与が始まってるということです」
塩野義製薬は、開発中の口から服用する錠剤タイプの新型コロナウイルスの治療薬について、国内での最終段階の臨床試験を開始したと発表しました。
この治療薬は、主に無症状や軽症者向けで、1日1回、5日間服用するものです。今回の臨床試験は、無症状または軽症の患者およそ2100人を対象に、投与した人と投与しない人とを比較して行うということです。
承認申請の見通しは明らかにされていませんが、手代木社長は、低用量のタイプで実用化の見通しが立った場合、「少なくとも年度内に100万人分は用意したい」と述べました。