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名護市長選告示 新人と現職の2人が立候補

2022年1月16日 16:01
名護市長選告示 新人と現職の2人が立候補

沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市で、任期満了に伴う市長選挙が告示され、新人と現職の2人が立候補しました。

16日に告示された名護市長選に立候補したのは、届け出順に、新人で前市議の岸本洋平氏、現職で再選をめざす渡具知武豊氏の2人です。

最大の争点は普天間基地の名護市辺野古への移設の是非です。辺野古では、埋め立て予定海域の一部に軟弱な地盤が見つかったことから、防衛省が沖縄県に工事の設計変更の承認を申請しましたが、沖縄県の玉城知事は去年11月、変更を不承認とし、防衛省が国土交通大臣に不服審査を請求するなど、国と県の間で対立が続いています。

玉城知事を支える「オール沖縄」勢力が支援する岸本氏が「辺野古移設反対」を掲げるのに対し、政権与党の推薦をうける渡具知氏は「国と県との係争の推移を見守る」としています。

無所属・新人 岸本洋平候補(49)「決して新基地は認めない。ここで基地建設を止める」

無所属・現職 渡具知武豊候補(60)「私はこれから持続発展していく、この名護市をつくっていきたいんです」

県内で新型コロナウイルスの感染が急拡大しているさなか、両陣営がどう支持拡大を訴えるのかも注目される市長選は、今月23日に投開票されます。