高知も津波「家の前の船ほとんどなかった」
気象庁は、トンガ諸島付近での大規模な噴火に伴い、全国各地に津波注意報を出していましたが、16日午後2時、すべての地域で解除しました。
高知県内ではこれまでに、室戸市で最大80センチ、土佐清水市で90センチ、中土佐町でも50センチの津波を観測しました。
16日午前0時40分頃の高知県室戸市佐喜浜漁港の様子を捉えた映像では、漁船が流されているのがわかります。
この津波の影響による人的被害は確認されていませんが、室戸市、土佐清水市、四万十町などでは、少なくとも漁船などあわせて19隻が転覆する被害が出ています。
地元の人「家の前の船がほとんどなかった。だいぶ、ひどい」
津波注意報の発表にともない、高知県庁では未明から職員が情報収集にあたりました。
今回の津波注意報は解除されましたが、佐喜浜漁港では船の修復や漁に出る目途は立っていません。