長引くマスク生活“目元特化ケア”人気に
長引くマスク生活。マスクで隠れない目元にこだわるという人が増えているといいます。目元に特化したメイクやグッズの売り上げが伸びているだけでなく、眉毛専門サロンの人気も高まっています。
◇
注目されている“目元のケア”。目元のマッサージグッズなどの売り上げは、東京・銀座にある雑貨店では、コロナ前と比べて約2倍になっているといいます。
銀座ロフト広報 田中寛子さん
「マスク生活が長引いて目元が見えますよね。そういったところをケアする目元ケアグッズ(の売り上げ)が伸びていると思います」
さらに、化粧品の売れ行きにも変化があります。コロナ前は口紅などがよく売れたといいますが、現在はアイメイク用の商品が人気だといいます。
10代高校生
「マスクで隠れるのでファンデーションはあまり使わないで、アイメイクを中心に」
20代
「目だけメイクしていればいいかな。ランチ行ってマスク外す時あせる、何もしてなくて」
マスク生活の今だからこそ、アイメイクに力を入れているといいます。
約20年にわたり、美容トレンドを発信する美容雑誌でも、アイメイクは人気のコンテンツ。今や毎月のように特集を組んでいるといいますが、特に注目されているのがカラーメイクです。
小学館「美的」編集長 鈴木智恵さん
「カラーものがとても人気がある。(特に)カラーのアイライナー、カラーマスカラ、眉のカラーアイテムがとても人気」
定番の色だけでなく、鮮やかな色でアクセントを加えるカラーメイク。若い世代だけでなく、大人の女性からも関心が高まっているといいます。
小学館「美的」編集長 鈴木智恵さん
「色が、思ったよりも落ち着いたトーンで出てくるということがあって、けっこうトライしやすい」
メーカーもカラフルなアイメイク商品を続々発売。これまでは暗めの色が中心でしたが、「オペラ カラーリングマスカラ」は鮮やかな青やピンクなどのきれいな発色が楽しめると、一部で売り切れが出るほど人気だといいます。
◇
さらに、アイメイクだけでなく、眉毛に気を使うという人もいます。
20代
「今までは眉毛をおろそかにしても大丈夫だったんですけど、目と眉毛だけ見られるので」
40代自営業
「眉毛はね、すごく大事です。魂ですよ」
眉毛に特化したサロンも人気に。コロナ禍の2020年から始めたというサービスがあります。
アデランス新事業店舗推進部長 岸富士雄さん
「左と右が対称になっていないとか、メイクの仕方がわからない、自分にどういう眉毛の形が合うのかわからない、という悩み相談は非常に多くて」
眉毛のお悩みは、もちろん女性だけではありません。
アデランス新事業店舗推進部長 岸富士雄さん
「就職活動をする若い男性から普通のサラリーマンが、非常に多くなってます」
サロンで眉毛のケアをするのは初めてだという日本テレビスタッフが体験してみました。
カウンセリングなどで希望の形を伝えると、美容師資格を持つスタッフが丁寧に整えてくれます。眉の形が完成し、これで終了と思いきや──
施術スタッフ 松永彩華さん
「描くときは、眉尻から描いてあげないと、色味がだんだん濃くなってしまいます」
実際に、眉を描きながらメイクの仕方のレクチャーが受けられます。完成した眉は、施術前と比べるとすっきりとやさしい印象になりました。
マスク生活を少しでも楽しく。目元の印象を彩る工夫はまだまだ広がりそうです。