中国「環球時報」編集長が退職発表
中国共産党系メディア「環球時報」の編集長が退職すると発表しました。強硬な言論で知られた人物で、中国共産党政権の「代弁者」ともみられていました。
環球時報編集長の胡錫進(こしゃくしん)氏は16日、自身のSNSで「来年で62歳だ。退職の時が来た。すでに退職手続きが終わった、今後は環球時報の特約評論家として貢献していく」などと発表しました。
胡氏は2005年から編集長を務め、SNSのフォロワーは2400万人を超えるなど、大きな影響力を持った人物として知られています。強硬な言論が目立ち、日本も含めた諸外国への批判も多く発信していて、中国の威圧的な「戦狼外交」の担い手として習近平政権の「代弁者」ともみられていました。
最近では、中国の女子テニス選手・彭帥さんが前副首相からの性的関係の強要を告白した後連絡が取れなくなったとされる問題で、彭帥さんの映像を相次ぎ公開して“無事”をアピールしたことでも注目されていました。
写真:「胡錫進氏ウェイボーより」