IOC 彭帥さんと“再びテレビ電話”発表
中国の女子テニス選手・彭帥さんが前副首相からの性的関係の強要を告白後、連絡が取れなくなったとされる問題で、IOC=国際オリンピック委員会は、彭帥さんと再びテレビ電話をしたと発表しました。
IOCは2日、声明を発表し、IOCのメンバーと彭帥さんが1日、テレビ電話をしたことを明らかにしました。彭帥さんの安全を確認していて、今後、定期的に連絡を取り合っていく方針だとしています。
また、声明では、「彭帥さんの健康と安全について、他の人たちと同じように懸念を共有している」「中国のスポーツ組織と共に、これらの懸念に取り組んでいる」と強調しました。IOCは先月も、バッハ会長が彭帥さんとテレビ電話をしたと発表しています。
彭帥さんの問題をめぐっては、WTA=女子テニス協会が1日、「中国の指導者たちは信頼できる方法で対処していない」などと批判し、中国で開催される全てのトーナメントの中止を発表、これに対し中国政府は、「スポーツの政治化だ」などと強く反発しています。