冬目前“温活”グッズに注目 売れ筋は…
秋も深まり、冬も目前に迫る中、体を温める“温活”グッズが注目されています。電気代などの値上がりが続く中、今年ならではのグッズが売れ筋になっているといいます。
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肌寒くなると、気になるのが“体の冷え”です。女性の75%が「冷え性」を自覚しているといわれています。そんな中、体を温める活動、“温活”のアイテムが注目されています。
都内の生活雑貨専門店で、今年、特に売れていたのは、電気を使わないグッズだといいます。
東急ハンズららぽーと豊洲店・ヘルス&ビューティ担当 長谷川深雪さん
「電気を使わずにあたたかい素材で、手首や体の一部をあたためるグッズがとても人気がございます」
灯油や電気代の値上がりが続く今年は、お財布に優しい、あったかアイテムが売れ筋になっているということです。
モコモコのボアがついた襟は、カイロを内側に入れて首元に、また、内側にボアがついたアームカバーで、手首も指先だけを除き、しっかりと覆います。(コジット おうちタイム ボアウォーマー クビカタ、テクビ 各1738円)
冷えやすい場所を温めることで、暖房を使わなくても、“温活”ができるといいます。
かわいらしいぬいぐるみのようなアイテムは、そのままレンジへ入れ、およそ35秒加熱するだけで、目元を温めるアイピローになります。(POKAPOKA ホットアイピロー ヒツジ 1980円)
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“省エネ”のあったかアイテムは、家電の販売店にもありました。
サンコー広報 ●(=「土」へんに「谷」)晋介さん
「こちらがですね、実際に着て使うこたつなんですけど、すごく温かいです」
着るこたつ、その名も「こたんぽ」です。(おひとりさま用着るこたつ「こたんぽ」 9800円)
こたつは温かいけれど、場所をとりがちです。この“着るこたつ”は、寝袋のようになっていて、足を入れるとすっぽりと下半身が覆われます。ソファやイスに座ったまま使用でき、場所をとりません。電気代は、1日6時間使用しても8円ほどです。
サンコー広報 ●(=「土」へんに「谷」)晋介さん
「だいたいエアコンの20分の1(のワット数)。電気代高くて使うのをやめようかなっていう方でも、気軽に使っていただけます」
在宅勤務によって、家の電気代がかさんでしまう人にも、おすすめだといいます。
購入したお客さん
「機能的で経済的みたいなんで、これ買って、家に帰って試してみる」
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ちょっと変わった“温活”アイテムも、売れ行きが好調です。まるで“イヤホン”のようなアイテムは、付属の発熱体を内側にセットして耳につけると、じんわりと温かくなる“耳せん”です。(ナイトミン耳ほぐタイム)
小林製薬ブランドマネージャー 猪村洋平さん
「コロナ禍によって、(ストレスで)なかなか入眠しにくいという方が増えていると、弊社の調査でわかりまして、耳のパーツをあたためることが最もリラックス効果が高そうだと」
様々な耳の形にフィットするよう、100人以上の耳を計測し、開発しました。
音を遮断しつつ耳を温めることで、安眠を促すもので、想定の4倍以上の売れ行きとなっているということです。
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さらに、“温活ドリンク”まで登場、レンジで温める、のむヨーグルト「温グルト」です。(温グルト 希望小売価格169円)
意外な発想の、温かいヨーグルト、気になるお味は?
記者
「しょうがの香りがしますね。リンゴ風味のヨーグルトで、温めても飲みやすいです」
日清ヨーク・マーケティング部 星理恵さん
「コロナ禍で外出をされなくて、より体が冷えやすくなるという方も増えていると聞くし、乳酸菌が含まれていますので、腸活のサポートという意味でも、温かく飲んでいただいて」
来週の後半は、全国的に冷え込みが強まる予想のため、“温活”が重要となりそうです。