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相次ぐ地震“1つで何役”防災グッズに注目

2021年10月18日 20:43
相次ぐ地震“1つで何役”防災グッズに注目

最近、地震が相次いだので、防災グッズを改めて確認した、という人も多いと思います。つい家に眠らせてしまいがちな防災グッズですが、日頃から持ち運べて何役にもなる防災グッズが、いま注目されています。

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北陸大学発のベンチャー企業などが開発した防災リュックサックは、大容量でこれだけでも災害時に役立ちそうですが、リュックサックの上の部分を広げていくと、なんと寝袋に変身します。避難先が寒くても、温かく眠れるように寝袋の機能をつけたといいます。さらに、ブランケットにも早変わりします。

東日本大震災をきっかけに3役にもなる防災リュックサックを開発した大学の教授は─。

北陸大学発ベンチャー企業、サムライ金沢 武田幸男教授
「災害の時にあちこちいろいろなものを探しているより、1つにまとまっていた方がいいので、両手が使えて避難所に行けることが重要だと考えています」

販売から1か月で、すでに100個以上の注文があるということです。

今月7日、東京や埼玉で最大震度5強を観測した地震。突然の自然災害は、仕事帰りの足を直撃しました。いつどこで起きるかわからないからこそ、“日頃から持ち歩けるもの”を防災グッズにした会社もあります。

ノートパソコンが入り、通勤や通学時に使える「防災対応キャリングバックパック(26L)」は、中身のポケットが取り出せるようになっていて─。

ナカバヤシ事業戦略部広報IR室 西浦弘史郎さん
「頭につけることで…防災頭巾としての役割が果たせます」

頭を守る防災頭巾になります。他にも避難所などで役立つ座布団や枕にもなり、これ1つで3役にもなるといいます。

ナカバヤシ事業戦略部広報IR室 西浦弘史郎さん
「日常使いの中で避難先での行動ができるような機能を備えたバッグを作ろう」

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東京・国分寺市では、支援につながる防災グッズを導入しました。

国分寺市障害福祉課 石丸明子課長
「こちらバンダナになっていまして、四隅にそれぞれ支援を求めるような内容を書いてあります」

災害時、障害のある人や意思表示が難しい人などが、支援を必要としていることを周りへ知らせる災害バンダナです。一目見るだけでわかるようなデザインになっていて、肩からかけるだけで、自身の状況を伝えることができます。

国分寺市障害福祉課 石丸明子課長
「周りから見ただけでは、障害があることがわからない方もいらっしゃいますので、周りの方も支援しやすくなりますし、本人も支援を求めやすくなると思う」

もちろんバンダナなので、応急処置で使う三角巾にもなります。国分寺市では、市役所などで市内に住む障害のある人へ無料で配布を行っているということです。

こうした“災害バンダナ”を導入する自治体は増えていて、自治体ごとにデザインが作られています。

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いつ、どこで起きるか予測できない災害。1つでも多機能なものを選ぶことがいざという時に役立つかもしれません。

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