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5~11歳接種「12歳以上と同様に意義」

2022年1月19日 23:13
5~11歳接種「12歳以上と同様に意義」

5歳から11歳の子どもに対する新型コロナワクチンの接種について、日本小児科学会は、12歳以上の子どもへのワクチンと同様に「意義がある」との見解を示しました。

日本小児科学会は19日、接種が検討されている5歳から11歳の子どもへの新型コロナワクチンについて、「感染者が増加した場合に、ワクチン未接種の小児が増え、中等症や重症も増えることが予想される」などとした上で、「12歳以上の健康な子どもへのワクチン接種と同様に意義がある」との見解を示しました。一方、基礎疾患を有する子どもについては「重症化を防ぐことが期待される」としています。

また、日本小児科医会は、投与量が12歳以上のワクチンの3分の1であることなどから、「全く違うワクチンという認識が必要」と述べ、12歳以上のワクチンを誤って打たないための慎重な取り扱いが必要だと強調しました。

また、接種の際には保護者が同伴し、診察などを介助する必要性や、他の病気に対するワクチン接種と前後2週間以上あけて接種することなどを、注意点として指摘しました。