まん延防止等重点措置が２１日から適用された東京都内で、新たに９６９９人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、３日連続、過去最多を更新しました。

東京都内の新たな感染者は、９６９９人で、先週金曜日（１４日）の２倍を超え、３日連続、過去最多を更新しました。直近７日間の感染者数の平均は６１９３．０人で、前の週の３１７．５％となりました。

都の担当者は、「検査件数、発熱相談センターの相談件数などみても、減少のきざしはみえない状況」と説明しています。

感染経路別では、家庭内感染が２０５９人で最も多く、次いで、施設内感染が５４８人でした。都内の４つの大学の学生寮でクラスターが確認され、うち、ひとつは２１日だけで学生３２人の感染が確認されました。

病床使用率は３１．５％と初めて３０％を超え、緊急事態宣言の国への要請を検討する基準の５０％に近づいています。

また、自宅療養者は２０日よりおよそ４０００人増え、２万３２７０人となり、およそ５か月ぶりに２万３０００人を超えました。重症者は２人増えて１１人となりました。新たに亡くなった方の報告はありませんでした。