政府は宮城や熊本で大きな被害が出た先月の大雨災害について「激甚災害」に指定する見込みになったと発表しました。これにより、復旧に必要な費用に対する国の補助が引き上げられることになります。

「激甚災害」の指定は、災害復旧にかかる費用が一定の基準を超えた場合に適用されるもので、災害復旧にかかる費用に対する国の補助率が10パーセント程度引き上げられます。

政府は5日、先月の記録的な大雨で被害が出た宮城県松島町と熊本県球磨村を激甚災害に指定して農地や農業施設などの復旧事業に補助が適用される見込みになると発表しました。

5日朝の閣議後の会見で二之湯防災担当大臣は「被災者と自治体財政面に不安なく、迅速な災害復旧に取り組んでいただきたい」と述べ今後、閣議決定に向けて関係する省庁と協議を進めていくとしています。