「燃える闘魂」アントニオ猪木さん死去 プロレス人気牽引、政界進出、北朝鮮と独自外交、イラクに乗り込み日本人解放に尽力も…
「燃える闘魂」として知られた元プロレスラーのアントニオ猪木さんが1日朝、死去しました。79歳でした。
猪木さんはプロレスの往年のスター、力道山にスカウトされ1960年にデビュー。その後、「新日本プロレス」を立ち上げ、プロレス人気を牽引しました。
1989年には政界にも進出。「スポーツ平和党」を立ち上げるなど参議院議員を通算で2期務めました。湾岸戦争直前のイラクに乗り込み、「人間の盾」とされた日本人の解放に尽力したほか、北朝鮮にも33回訪問し独自の外交を進めました。
「燃える闘魂」と呼ばれた猪木さん。「元気ですか!元気があれば何でもできる」という名文句で多くの人々を勇気づけました。
晩年は難病を患いながらも懸命にリハビリに励む姿は大きな反響を呼びましたが、1日午前7時40分、自宅で息を引き取ったということです。