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正月太り解消に…“ヘルシー食品”がお助け

2022年1月11日 19:27
正月太り解消に…“ヘルシー食品”がお助け

ついつい食べ過ぎてしまった年末年始。街では、正月太りを気にしている方も多いようです。ヘルシーなものを食べたいというニーズに合わせて、飲食店やメーカーなどが、工夫を凝らした商品を売り出しています。



新しい年を迎えて早10日。皇居周辺には、多くのランナーがいました。おなじみの光景ですが、走る理由は“この時期ならでは”でした。

皇居ランナー
「お正月は食べました。普段よりもおせちとかあるので。体重が増えたので、今走って戻そうかなと」

皇居ランナー
「4キロくらい増えましたね、だから走っているんです」

ついつい食べ過ぎてしまった“正月太り”の解消のため。



東京・新橋で本格的な台湾料理が味わえる「台湾麺線」でも、低カロリーな料理を求める客が多いといいます。

――年末年始は?

お客さん
「いっぱい食べました。がっつり食べておなかいっぱいなのに、カロリーが少ないのはうれしいかもしれない」

お客さん
「あっさり食べられたらいいなって」

そんな中、人気のヘルシーメニューがあります。

台湾麺線・林千笑オーナー
「豆腐料理なんですけど、水分を抜かれた豆腐になっておりまして」

中国や台湾ではおなじみという、低糖質・高タンパクの豆腐を脱水した「豆腐干」です。料理レシピサービス「クックパッド」は、日本人になじみのある豆腐を新感覚で味わえるという観点から、「豆腐干」を今年の食トレンド予測に選出しました。レシピも続々増えていて、注目度が上がっているんです。

「台湾麺線」では「豆腐干」をサラダ仕立てなどで提供しています。

台湾麺線・林千笑オーナー
「地味なメニューの割には、みなさん、だいたいの方は頼まれるんじゃないんですかね。食感もあるので、食べ応えもあると思います」

女性客を中心に注文されているということです。



正月明けでじわり高まる“健康志向”。食卓でも意識に変化がありました。

信濃屋食品・鈴木誠統括本部長
「最近非常にサラダ野菜がよく売れている。120%ほど売り上げ増になっています」

年が明けて数日経ち、ヘルシーな食品が売れ筋となっていて、種類を増やして販売しているということです。



とはいえ、日本にいる以上は“お米が食べたい”。そんな人に手を差し伸べる新商品も登場しています。

冷凍食品などを扱う「ニチレイ」が今月22日に発売するのは、その名も「ごはんのみらい」。一見、普通のお米にも見えますが――

ニチレイ 事業開発推進部・小宮潤一さん
「糖質が少なくて、食物繊維がたっぷり入っている。新しい主食ということで」

米粉とお米由来の食物繊維を組み合わせた低糖質の“新しいお米”なのです。

ニチレイ 事業開発推進部・小宮潤一さん
「日本人になじみがあって、違和感のないようなものに仕上げるってことをテーマに、ほぼお米でできている」

消費量が減少しているお米を支えるべく開発したということです。

ニチレイ 事業開発推進部・小宮潤一さん
「ごはんの新しい選択肢を作りたかった。糖質のコントロールを意識できるようなライフスタイルが提供できないかなと」

発売に先駆けて下北沢のサウナイベントで「糖質オフのドライカレー」として販売されているということです。