判決言い渡し撮影してほしい~菅家利和さん
「足利事件」のやり直し裁判の判決公判が26日に開かれるのを前に、無期懲役の判決を受けて釈放された菅家利和さん(63)が4日に記者会見し、「無実なので、判決言い渡しの場面をカメラで撮影してほしい」と訴えた。
菅家さんは、「自らが法廷にいる状態で、判決が言い渡される場面や裁判官が見解を表明する場面をカメラで撮影して、国民に広く報じてほしい」と主張している。
菅家さんは1日に宇都宮地裁に対し、無罪が言い渡される予定の26日の判決公判について、判決言い渡しの様子などを報道機関がカメラ撮影できるよう求めた。宇都宮地裁はこれまで、菅家さんが法廷にいる状態でのカメラ撮影を一切認めていない。弁護団は、「宇都宮地裁が判決言い渡しなどのカメラ撮影を認めれば、菅家さんの名誉回復だけでなく、司法の信頼回復にもつながる」と話している。