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新潟・山古志地区で春を告げる「火まつり」

2010年3月8日 13:52
新潟・山古志地区で春を告げる「火まつり」

 新潟・長岡市山古志地区で7日夜、春の訪れを告げる「古志の火まつり」が行われた。点火式には、山古志地区で夏合宿をし、今年1月の箱根駅伝で2連覇を果たした東洋大学陸上部の選手らも参加した。

 会場には、高さ25メートルの巨大な「さいの神」がそびえ、火まつりを前に、約3メートルの積雪を掘ってつくった闘牛場で「雪中闘牛」が行われた。

 点火式には、山古志地区の新成人6人に加え、東洋大学陸上部の選手3人が招かれ、地元の人たちから温かい歓迎と拍手を受けた。箱根駅伝で2年連続アンカーを務めた高見諒選手は「来年もトップで東京の大手町に帰って来たい」と3連覇を誓っていた。

 さいの神の火は瞬く間に燃え広がり、白い雪原を赤く染めていた。この火まつりが終わると、山古志地区に遅い春が訪れる。