若者へ継承を!県内キリスト教系4大学『核兵器のない世界の実現を目指す共同声明』発表《長崎》
日本被団協のノーベル平和賞受賞決定を受け、県内のキリスト教系の4つの大学が『核兵器のない世界の実現を目指す共同声明』を発表しました。
共同声明を発表したのは活水女子大学、長崎外国語大学、長崎純心大学、鎮西学院大学です。
26日は各大学の学長が出席し、声明文を読み上げました。
(活水女子大学 広瀬 訓 学長)
「被爆者の方々の核兵器廃絶と、世界の平和の達成に向けての努力に改めて敬意を表すると同時に、我々被爆地長崎にある大学として、核兵器のない世界の実現に向けて、より一層努力する決意を表明いたします」
声明では「ウクライナや中東ガザ地区などの紛争をはじめ、アメリカや中国など軍事大国の緊張も緩和される兆候はない」として、核兵器使用への危機感を表明。
その上で、被爆地にある大学として「核兵器のない世界の実現に向けて、より一層努力する」としています。
(長崎純心大学 坂本 久美子 学長)
「被爆者の方々の切なる平和への願いを、若者たちに伝えて継承していく」
4大学では、被爆80周年に向けた取り組みを協議する方針です。
声明文は各大学のホームページに掲載されます。