ノーベル平和賞特別セッションも「地球市民フェス」音楽など楽しみながら平和を考える《長崎》
音楽などを楽しみながら平和について考える「地球市民フェス」が、長崎市で開催されました。
日本被団協のノーベル平和賞受賞決定を祝う特別セッションもあり、被爆者が感謝と今後の決意を語りました。
長崎スタジアムシティで、24日までの2日間開かれた「地球市民フェス」。
市民と行政でつくる実行委員会が、家族や友人と一緒に平和について考えてもらいたいと企画しました。
参加者たちは音楽ライブなどを楽しみながら、“核兵器や戦争のない世界” の実現に向け、自分たちにできることを考えました。
(壱岐市から参加)
「すごく参加しやすい。こういうワークショップとかたくさんあって、ここで戦争について、関心を持つ子が増えたらいいと思う」
(親子で参加)
「初めて知ることが多いので、これを機会に友だちにも教えることができれば」
また「日本被団協」のノーベル平和賞を祝福するイベントも。
(花束贈呈)
「ノーベル平和賞受賞おめでとうございます」
来月、ノルウェー・オスロで開かれる授賞式に出席する被爆者らが登壇し、トークセッションしました。
(日本被団協 代表委員 田中 重光さん(84))
「一緒に核兵器廃絶を目指して闘ってこられたすべての人たちが、この受賞を受けたものと(思っている)。
世界の声をもっともっと大きく上げて、戦争をやめさせることが一番大事じゃないか」
(日本被団協 代表理事 横山 照子さん(83))
「核兵器のおそろしさを、ずっとずっと続くおそろしさを、訴えていかないといけない」
参加者は今回の受賞を機に、被爆者の体験や願いをさらに世界に広めていく決意を新たにしていました。