捕まえるのに悪戦苦闘…3年ぶりの「鹿の角きり」 奈良公園
古都・奈良の秋を彩る伝統行事「鹿の角きり」が3年ぶりに行われました。しかし、鹿を捕まえることに悪戦苦闘だったようです。
奈良公園の鹿苑で行われる「鹿の角きり」は、江戸時代からおよそ350年続く伝統行事です。
まずは鉢巻きにはっぴ姿の人たちが、「十字」と呼ばれる道具を鹿の角に投げつけ取り押さえようとしますが、興奮した鹿は逃げ回り、なかなか捕まえることができません。
大きな角を持つオスの鹿が観光客や他の鹿を傷つけないようにと行われていて、鹿はノコギリで角を切り落とされますが、痛みは感じないということです。
この「鹿の角きり」は、10日まで行われます。