非公開文化財の限定公開などの事業139件を採択 外国人旅行客の回復へ支援 観光庁
観光庁は日本を訪れる外国人旅行客の回復をはかるため特別な体験ができるイベントなどを支援します。その第一段として、非公開の文化財を限定公開するといった事業139件が採択されました。
観光庁は外国人旅行客を3000人以上呼ぶことができ単価が2倍以上となる自治体や民間事業者などが行う特別な体験ができるツアーやイベントに補助金を出し支援を行います。
今回、有識者による審査をふまえおよそ1000件の申請から139件を採択しました。
こんぴらさんの愛称で親しまれる香川県の金刀比羅宮で普段非公開となっている奥書院を特別に公開したり、僧侶が京都の国宝・五重塔を案内するもの、北海道・知床の「カムイワッカ湯の滝」を18年ぶりに全域公開するものなどです。
斉藤国土交通大臣は「インバウンドの本格的な回復と地方誘客を促進する目玉事業でしっかりと取り組んでいく」としています。