【速報】東京女子医科大学元トップ・岩本絹子容疑者を背任容疑で逮捕 警視庁
東京女子医科大学の元理事長の女が在任当時、新校舎の建設をめぐって大学に損害を与えた疑いが強まったとして、警視庁は元理事長を背任の疑いで逮捕しました。
背任の疑いで逮捕されたのは、東京女子医科大学の元理事長・岩本絹子容疑者(78)です。
捜査関係者によりますと、岩本容疑者は大学の理事長だった2018年から2020年にかけて、新宿区に建設予定だった東京女子医科大学の新校舎について、実態のない建築アドバイザー報酬として、大学から建築士に合わせておよそ1億2000万円を振り込ませて、損害を与えた疑いがもたれています。
警視庁は、建築士側に振り込まれた現金の一部が岩本容疑者の元に渡っていた可能性があるとみて詳しく調べる方針です。
一部の卒業生らが背任の疑いで警視庁に刑事告発し、警視庁は2024年、東京・江戸川区にある岩本容疑者の自宅や関係先に家宅捜索を行うなど捜査を進めていました。
東京女子医科大は、同窓会組織「至誠会」でも不透明な資金の流れがあった可能性が高いなどとして、2024年8月に岩本理事長を解任していました。