松田直樹選手の思いつなぐ人命救助…AEDで Jリーグ・マリノススタッフら 消防が表彰
20日、横浜市の消防署から感謝状を受け取る人たちがいました。その胸には、Jリーグ王者、横浜F・マリノスのエンブレムがありました。マリノスのスタッフ3人を含む6人が連携して救命措置を行い、人命を救ったとして表彰されたのです。
横浜市・港北消防署長
「適切な処置をしていただいたことが本当に効果的であったのかなと」
「松田選手の死をいかされているのかなと。感慨深い思い」
贈呈式で掲げられたのは、元・マリノスの松田直樹さんの写真です。松田さんは2011年、練習中に急性心筋梗塞で突然倒れ、34歳の若さで亡くなりました。
これを機に、松田さんが16シーズン所属した横浜F・マリノスが力を入れてきたのがAEDの普及活動です。毎年1回程度、社員やスタッフ向けにAEDの講習会を行うほか、サポーターらが体験できるイベントも行っています。
そのかいもあってか、先月10日、サッカースクールに参加していた男性が心肺停止になった時も、AEDを使って救助したといいます。
F・マリノススポーツクラブ 藤本淳吾コーチ
「パンといきなり倒れたのではなくて、しんどいから横になるみたいな感じで(倒れた)」
F・マリノススポーツクラブ 戸塚朗仁コーチ
「命が助かって本当によかった」
「ちゃんと講習を受けていたのが1番だと思います」
「マリノスに携わる者として松田直樹選手のことは(心に)いつもありますので」