水銀濃度オーバーで清掃工場3か所稼働停止
東京都内の4か所の清掃工場で、排出ガスに含まれる水銀の濃度が基準値を超えていることがわかり、このうち3か所の工場が現在、稼働を停止している。
排出ガスの水銀濃度が基準値を超えていることがわかったのは、板橋区の板橋清掃工場と足立区の足立清掃工場、練馬区の光が丘清掃工場、世田谷区の千歳清掃工場。都内の清掃工場を管理する「東京二十三区清掃一部事務組合」では、何らかの形で水銀を含むゴミが不正に持ち込まれたことが原因とみて詳しく調べている。
今回の稼働停止の影響で、東京都内のゴミ約9万トンが焼却できず、たまっている状態だという。煙突の洗浄など、工場の再開のためにかかる費用は2億8000万円を超えるとみられている。