重要港湾、43港が絞りこまれる
国の直轄で岸壁などを整備することが決まっている重要港湾について、国交省は、今後集中的に投資していく43の港を決めたことがわかった。
重要港湾とは、国の直轄で新たに岸壁や防波堤などを整備できる港のことで、全国に103か所ある。国交省は、すべての港に予算をバラまく、これまでの総花的な港湾政策を改善しようと、重要港湾の絞りこみ作業を続けてきたが、103か所ある重要港湾のうち、集中的に投資する43の港を決めたことがわかった。将来の需要が見込めて地域経済の発展にもつながる港として、京都・舞鶴港や山形・酒田港、静岡・御前崎港などを選んでいる。
今回選ばれなかった60港の重要港湾に対して、国は原則として来年度以降、新たな事業を行わない方針で、地方からの強い反発が予想される。