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国交省、土石流「想定」公開 警戒呼びかけ

2014年10月3日 13:58
国交省、土石流「想定」公開 警戒呼びかけ

 国土交通省は3日、御嶽山麓の河川の土石流についての想定をまとめ、地元の自治体に警戒するよう呼びかけた。

 国土交通省によると、御嶽山周辺では、台風18号などの影響でこれから雨が降り続く見通しで、火山灰の特性で少ない雨量でも土石流が発生する恐れがあるという。このため国土交通省は土石流についての想定をまとめ、地元の長野県王滝村や木曽町などに伝えた。

 御嶽山の麓を流れる湯川・白川・濁沢川の3つの川沿いでは24時間に360ミリ程度と、過去30年間に観測された最も多い雨が降った場合には4キロほどにわたって土石流が発生する恐れがあるという。住民が住んでいる地域にはほとんど影響はないということだが、国土交通省は警戒を呼びかけている。