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広島「原爆の日」米代表、国連総長が初参列

2010年8月6日 11:16
広島「原爆の日」米代表、国連総長が初参列

 広島は6日、65回目の「原爆の日」を迎えた。広島市では平和記念式典が開かれ、原爆投下国であるアメリカの代表や国連・潘基文事務総長が初めて参列した。

 祈りの一日は夜明け前から始まり、被爆者や遺族が慰霊碑に静かに手を合わせた。平和記念公園で6日午前8時から始まった式典には、原爆を投下したアメリカからルース駐日大使が初めて参列するなど、過去最多の74か国の代表が参列した。この一年で死亡した被爆者は5501人で、すべての名前を記した名簿が慰霊碑に納められた。

 広島市・秋葉忠利市長は平和宣言で、菅首相が参列する中、アメリカの核の傘からの離脱など、日本政府に具体的な行動を求めた。また、初めて式典に参列した潘事務総長も「核兵器のない世界という私たちの夢を実現しましょう」と力強く訴えた。

 国連トップが核廃絶を訴える一方、ルース駐日大使は記者団の質問に答えることもなく、足早に会場を後にした。

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