日航社長も慰霊登山、慰霊碑に花を供える
520人が犠牲となった日航機墜落事故から12日で29年となり、墜落現場の群馬県の「御巣鷹の尾根」では遺族らが慰霊登山に訪れている。現地のふもとから納谷悠大記者が中継。
時折激しい雨が降る中、遺族らは、ふもとから車で5分ほどのところにある登山口から墜落現場を目指した。
1985年8月12日、羽田発大阪行きの日本航空123便が墜落し、乗客・乗員520人が亡くなった。事故から12日で29年、朝から激しい雨が降り、墜落現場となった上野村の「御巣鷹の尾根」に向かう道はぬかるみ、雨にぬれながら現場を目指す遺族の姿が見られた。
午前10時半過ぎには遺族らが墜落現場付近で鐘をつき、空の安全を祈っていた。
また、日本航空の植木社長も「御巣鷹の尾根」を訪れ、慰霊碑に花を供えた。
植木社長「二度とこういった事故を起こさない。新たな安全の誓いというものを御霊(みたま)にご報告させていただきました」
夕方、現場近くでは慰霊式が開かれ、墜落時刻の午後6時56分に手を合わせて黙とうをささげることになっている。