日航機墜落事故30年を前に御巣鷹慰霊登山
520人が犠牲となった日航機墜落事故から今年の8月で30年。事故現場となった群馬県上野村の御巣鷹の尾根が29日、山開きし、日本航空の会長らが慰霊登山を行った。
冬の間、閉鎖されていた御巣鷹の尾根への登山道に続く道路では、29日朝、ゲートが開けられ、5か月ぶりに慰霊登山ができるようになった。
この事故は1985年8月12日、日本航空123便が上野村の山中に墜落し、乗客・乗員520人が死亡したもの。29日の開山に合わせ、関係者や日本航空の大西会長が慰霊登山を行い、墜落現場で献花を行った。
事故から今年で30年がたち、高齢により慰霊登山を断念する遺族が増える中、事故の教訓をどう伝えていくかが課題となっている。