「練習しにくい」保護者が校庭の芝生剥がす
大阪府が進める学校の緑化事業をめぐり、岸和田市の市立中学校で一部の保護者がグラウンドの芝生を勝手に剥がしたとして、学校とトラブルになっている。
トラブルが起きているのは岸和田市立春木中学校で、今月4日、グラウンドに重機を持ち込んだ一部の保護者が無断で約3000平方メートルの芝生を剥がした。学校によると、保護者は野球部に所属する生徒の親たちで、先月から「練習がやりにくい」として芝生の撤去を要望していたが、府の補助金事業であるため、学校側と見解が対立していたという。
この事業は補助金と寄付金など約800万円が使われていて、学校側は保護者に対し、元の状態に戻すよう求めている。