人気格闘技イベント「ブレイキングダウン」運営会社の元社長らが16日、詐欺の疑いで再逮捕されました。数千万円をだまし取られたという男性は、「元社長が高級外車フェラーリとの契約をアピールしていた」などと語りました。

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人気格闘技イベント「ブレイキングダウン」運営会社の元社長・板垣雄吾容疑者（44）。16日、警視庁に再逮捕されました。

板垣雄吾容疑者
「スマートフォンを安価で仕入れて、海外の会社に高値で売る事業を行っている」

板垣容疑者ら2人はウソの投資話をもちかけ、40代の女性から現金5000万円をだまし取った疑いがもたれています。

一人の被害者の男性が私たちの取材に応じてくれました。7000万～8000万円の被害にあったといいます。

被害を訴える男性
「おかしいなとは思いましたけど、板垣はブレイキングダウンの社長でもあったし、（だまされた）1番の理由は板垣本人の肩書が大きいのかなと」

男性が板垣容疑者にもちかけられたというのは、スマホを高級外車メーカーのフェラーリに売却してもうけるという投資話でした。

被害を訴える男性
「100万円振り込んだら45日後に109万が戻ってくると。フェラーリと契約を結んだというところは、それはウソではないので」

板垣容疑者は現在、スマホ販売などを行う会社を経営。実際にフェラーリとスポンサー契約を結んでいた時期があり、F1の車体にも板垣容疑者の会社のロゴが確認できます。

しかし…

被害を訴える男性
「最初の3～4か月は大きな遅延もなく戻ってきていて、そこからどんどん遅延が発生してきて」

別の出資者が「詐欺ではないか」と問い詰めると…

被害を訴える男性
「（板垣容疑者が）『損害賠償を請求するから』と脅すことがあるわけですよ」

男性も返済を催促しましたが、板垣容疑者からは直接…

板垣容疑者からのLINE
「すべての交渉は弁護士事務所にお願いします」
「何度言われても上記の回答しかできませんので」

結局、金は返ってこなかったといいます。

警視庁は、板垣容疑者らが同様の手口で約80億円をだまし取ったとみて調べています。

（10月16日放送『news zero』より）