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一時避難の入院患者14人が死亡 福島

2011年3月17日 12:03
一時避難の入院患者14人が死亡 福島

 福島第一原子力発電所の事故による避難指示を受けて、福島・双葉町などの病院から、避難所となった福島・いわき市の高校に移った人のうち、高齢者を含む14人が死亡したことがわかった。いずれも症状の重い入院患者だった。

 県の災害対策本部によると、双葉町の病院に入院していた約120人の患者が14日、避難所となったいわき市の高校に移った。このうち、寝たきりなどで症状が重かった14人がこれまでに死亡したことがわかった。

 いずれも、別の病院に移るため、一時的にこの避難所で待機していたという。避難所には医師が1人いたが、医療機器などは十分に整っていなかったとみられる。