津波対策で仮設防潮堤設置へ 福島第一原発
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福島第一原子力発電所では、再び津波に襲われた際、原子炉を冷やす機能が失われないよう、仮設の防潮堤が造られることになった。
福島第一原発をめぐっては、大規模な津波が再び起こることへの懸念が出ている。「東京電力」は、津波に襲われた際に敷地内への浸水を食い止めるため、大型の金網に石を詰め込み、それを積み上げ、間に水を遮るシートを挟んだ仮設の防潮堤を造ることを決めた。場所は、3号機から放射性物質を含む汚染水を処理する施設にかけての海側で、6月中旬の完成を目指す。
この他、高濃度の放射性物質を含む汚染水が津波によってあふれ出すことを防ぐため、汚染水がたまっている作業用トンネル「トレンチ」の縦穴をコンクリートで塞ぐという。