校庭の放射線量、土の上下入れ替えで大幅減
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福島県内の学校の放射線対策について、校庭の表面の土と下層の土を入れ替えることで、放射線量を約10分の1に減らす効果があることが文科省の調査で明らかになった。
文科省は8日、福島県内の中学校と幼稚園で校庭の土の入れ替えなどによる放射線量の変化を調べ、その結果を11日に原子力安全委員会に報告した。報告によると、校庭に深さ50センチの穴を掘り、穴の底に表面10センチ分の土壌を入れてその上から残りの土をかぶせると、校庭表面の放射線量は入れ替え前よりも約9割低くなったという。
文科省は今回の調査結果を福島県教育委員会に通知しており、対策にかかる費用について、国が負担する方向で検討を始めているという。