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福島第一原発、汚染水処理システムが再稼働

2011年7月14日 22:17
福島第一原発、汚染水処理システムが再稼働

 液体漏れによって丸1日以上停止していた福島第一原子力発電所の放射性物質を含む汚染水処理システムは、部品の交換が終了し、14日午後3時頃に再稼働した。

 汚染水処理システムは、フランスの原子力大手「アレバ」の装置で、薬剤を注入するホースの継ぎ目から13日に3度目の液体漏れが見つかり、14日午前から部品の交換作業が行われた。作業場は、汚染水から取り除いた放射性物質をためたタンクに近いことなどから、毎時100ミリシーベルト以上と放射線量が非常に高く、作業は10人が一人2分で交代しながら2時間かけて行われた。被ばく量は最も高い人で4ミリシーベルトだったという。

 その後、漏えいがないことが確認され、汚染水処理システムは14日午後3時頃から再稼働した。

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