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大雨の福島、原発復旧作業に大きな影響なし

2011年7月31日 1:04
大雨の福島、原発復旧作業に大きな影響なし

 福島県で大雨による被害が出ているが、福島第一原子力発電所での復旧作業に大きな影響は出ていないという。

 福島第一原発では、大雨が降ると放射性物質を含む汚染水の水かさが増える懸念があるが、周辺地域での28日からの雨量は32ミリで、影響は出ていない。

 一方で、「東京電力」は、福島第一原発1号機の原子炉格納容器内の気体にどの程度の放射性物質が含まれているかを調べた。その結果、放射性セシウムの濃度が一立方センチあたり37ベクレルと、考えられていた値の1000分の1程度だった。放射性物質の大半は水に溶けて汚染水となっている可能性もある。東京電力は今後、放出された放射性物質の総量を詳しく調べる方針。