破綻した安愚楽牧場、債権者に説明会 東京
4300億円以上の負債を抱えて経営破綻した「安愚楽牧場」の説明会が19日、東京・墨田区で開かれ、債権者の怒りの声が飛び交った。
三ヶ尻久美子社長「最後の最後まで資金調達に回っておりました」
債権者「だからだまされたんだ」
三ヶ尻社長「いいえ、だますつもりは全くございません。こういう結果になったことは申し訳ないことですが、私はだますことを考えたことはございません」
債権者「金返せ!」
安愚楽牧場は、和牛オーナー商法を展開し、7万人以上の会員を抱えている。三ヶ尻社長らは、宮崎県で起きた家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)や福島第一原子力発電所の事故の影響などで、経営破綻に追い込まれたと釈明した。三ヶ尻社長は私有財産を処分し、弁済に充てたいとの考えを示している。