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放医研、新たな放射線測定システムを開発

2011年10月18日 23:25
放医研、新たな放射線測定システムを開発

 放射線医学総合研究所は18日、原子力災害時に放射線量の測定結果を瞬時にパソコンやスマートフォンで確認することができる新たな「放射線モニタリングシステム」を開発したと発表した。

 このシステムを車に測定器を載せて移動すると、放射性物質の種類や放射線量がモニターにリアルタイムで表示される。また、測定したデータを瞬時に送信し、別の場所にいてもパソコン画面で位置や映像、放射線量などを確認できる。さらに、スマートフォンでも利用できるため、徒歩や自転車での測定も可能。

 原子力災害の際には、遠隔地にいながら放射線量を把握できるため、消防や緊急作業員の被ばく線量の管理や、緊急時の避難指示などに生かしてほしいとしている。