静岡県浜松市は馬込川が氾濫したため、浜松市の一部に大雨の警戒レベルの中で最も高い「緊急安全確保」を出しました。

前線に南から暖かい空気が入った影響で静岡県内では、2日も各地で非常に激しい雨が降りました。

浜松市浜北では、午後1時までの1時間に118ミリ、磐田市では120ミリの猛烈な雨を観測し、気象台は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。また、浜松市では馬込川が氾濫し、浜北区の矢矧橋付近で堤防から水があふれました。

このため、浜松市は午後1時15分、馬込川水系の17万2698世帯40万8933人を対象に、警戒レベル5の「緊急安全確保」の情報を出して、命を守る行動をとるよう呼びかけました。また、浜松市の一部地域に「避難指示」を出し小学校など22か所の緊急避難場所を開設しています。

気象台によりますと、静岡県内では2日夕方ごろまで雨が降り続くところがあり、その後、回復する見込みだということです。