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法人税約3200万円を脱税か 内装工事会社や“指南役”ら刑事告発

2024年6月25日 12:38

法人税およそ3200万円を脱税した疑いで、内装工事会社とその代表、また、脱税の指南役とみられる男が刑事告発されました。

東京国税局に刑事告発されたのは、神奈川県横浜市の内装工事会社黒鉄と吉田鉄平代表、渋谷区のコンサルタント会社の実質経営者・首藤弘被告です。

関係者によりますと、吉田代表は、首藤被告の会社への貸付金を架空の業務委託費と装い、2021年5月期の所得およそ1億1900万円を隠し、法人税およそ3200万円を脱税した疑いがもたれています。

首藤被告は、脱税の指南役とみられ、今年2月に別の会社と共謀し脱税したとして東京地検特捜部に逮捕され、法人税法違反などの罪で起訴されています。吉田代表は首藤被告側から節税商品を購入したということですが、国税局に、首藤被告への貸付金と認定されたということです。

吉田代表は、すでに修正申告と納付を済ませたということで、日本テレビの取材に対して、弁護士を通じ、「大手税理士法人から合法の節税スキームだと説明を受け、違法な脱法スキームとの認識を 欠いたまま購入するに至りました」「適法性について税務当局に照会するなどして慎重に判断すべきであったと強く後悔しております」とコメントしています。