「ひつぎに顔を入れないで」 葬式で“命を落とす恐れ”も 原因はドライアイスによる「二酸化炭素中毒」か
亡くなった人に別れを告げる葬式で“命を落とす恐れ”があると、消費者庁が注意を呼びかけました。
消費者庁
「ひつぎの中の故人の方に向けて話しかけるなどしている際に事故が発生しているのではないかと」
その原因とみられるのが、遺体の腐敗を防ぐためにひつぎに入れられた「ドライアイス」による「二酸化炭素中毒」です。消費者庁によると、2020年以降、「二酸化炭素中毒」となって死亡したとみられる事例が、全国で3件報告されているということです。
消費者庁
「二例がひつぎの中に顔を入れた状態で発見。もう一例は、ひつぎのそばで意識不明の状態で発見」
国民生活センターが行った再現実験では、ドライアイスを入れて20分ほどで、ひつぎ内の二酸化炭素濃度がすぐに意識を失う危険がある濃度になったということです。