文科相、「高校早期卒業制度」創設の方針

平野文科相は4日夜に行われた国家戦略会議で、高校を2年で卒業して大学に入学できる「早期卒業制度」の創設など、教育改革の基本方針を示した。
平野文科相は、優秀な高校生がより早く大学教育を受けられるように、高校を2年で卒業して大学に入学できる「早期卒業制度」や、小中一貫教育の推進など、改革の基本方針を報告した。
大学への早期入学をめぐっては、これまでにも高校に2年以上在学した優秀な生徒を対象とする「飛び入学制度」があるが、高校が中退扱いになることなどから、制度が始まった98年度以降、約100人の利用にとどまっている。
文科省は、制度創設により、国際社会で活躍できる人材の育成を図りたいとしており、今後、中央教育審議会などでさらに議論をする方針。