関東大震災から100年 “学び備える”横浜に残る震災遺構ツアー
関東大震災の発生から今年で100年となりますが、横浜市内に残る震災遺構をめぐるツアーが今週行われました。
ツアーでは、1923年9月に発生した関東大震災によって大部分が倒壊した建物や震災で出た大量のがれきを埋め立ててつくられた山下公園など、横浜の中心部に残る震災遺構をめぐり、あわせて44人が参加しました。
ガイド「地上から2メートルくらいは土ですね。そこから4メートル50ぐらいまでががれきですね」
その後、横浜地方気象台で被害の状況が分かる当時の貴重な写真や火災が延焼し街に拡大した様子を示した展示を見学したほか、気象台の職員から関東大震災で観測された震度やデータについて説明を受けました。
父が関東大震災で被災した参加者「(普段は関東大震災について)あんまり考えていないが、こういう機会は大事。100周年ということで」
参加者「震災のひどさですよね。写真を見たら本当に実感がわいた」
横浜地方気象台は、関東大震災を振り返ることで次の大地震に備えてほしいとしています。