秋の園遊会も開催せず 新型コロナ感染状況を考慮 宮内庁発表
宮内庁は10日、新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、ことし秋の園遊会も開催しないと発表しました。園遊会は令和になって以降、一度も行われていません。
天皇皇后両陛下が主催する園遊会は、毎年春と秋、各界の功労者およそ2000人を招いて行われ、皇室の方々が親しく言葉を交わされてきました。
令和になって以降の園遊会は、代替わりの行事やコロナ禍の影響で一度も開催されていません。
秋の園遊会は、例年10月後半から11月前半に開催されてきましたが、宮内庁は、飲食を伴うもので、行事の性格上、密集・密接を避けることが難しいとしています。
新型コロナの収束が見通せず、多くの人々が不安や困難を抱えている状況の中で、開催することは適切ではないと判断したということです。