三菱電機の過大請求額約248億円~防衛省
「三菱電機」が防衛や宇宙関連事業で防衛省やJAXA(=宇宙航空研究開発機構)に経費水増し請求を行っていた問題で、防衛省は21日、防衛装備品をめぐり、三菱電機が過大請求していた金額は約248億円に上ると発表した。
三菱電機による水増し請求分の248億円に、違約金などを合計した防衛省への返納金額は500億円を超えるとみられ、返納金としては過去最大となる見通し。
また、三菱電機の子会社や関連会社の水増し請求分も含めると、返納金は600億円規模となる可能性もあり、防衛省で違約金を含めた返納金額の算定を行っている。
三菱電機は、01年頃から受注した業務の作業時間が見積もりを下回った場合、他の業務の作業時間を付け替えるなどの手口で経費を水増し請求していた。
防衛省は「住友重機械工業」についても、水増し請求が約12億円あったと発表した。