日揮社長、現地へ 安否情報の確認急ぐ
アルジェリアの天然ガス関連施設で日本人を含む多数の外国人が拘束されている事件で、10人の日本人の安否がわかっていない横浜市の「日揮」の川名浩一社長は、19日にも現地入りする予定。いまだに安否のわからない駐在員は、日本人と外国人を合わせて61人いて、日揮は情報の確認を急ぐことにしている。
日揮の広報担当者によると、日本時間18日午後8時過ぎ、アルジェリアのアルジェ事務所に日本人駐在員の1人から、日本人4人と外国人7人が無事であると電話で連絡があった。11人はいずれもイナメナスのプラント近くにいて、重傷者などはいない。
また、すでに無事が確認されている日本人3人がアルジェ事務所に到着したこともわかった。3人のうち1人は腕に軽傷を負っているということだが、いずれも元気だという。
日揮は、すでに成田空港を出発した役員らに加え、川名社長をアルジェリアに派遣して、さらに情報の確認を急ぐとしている。