市川團十郎さん、肺炎のため死去 66歳
歌舞伎俳優・市川團十郎さんが3日、肺炎のため死去した。66歳だった。
團十郎さんは去年の年末に「肺炎の兆候がみられる」との診断を受け、予定されていた公演を休演することを発表していた。4月に開場する新しい歌舞伎座(東京・中央区)のこけら落とし公演に向けて治療に専念していたが、3日午後9時59分に肺炎で死去した。
46年に生まれた團十郎さんは、スケールの大きい骨太の演技で多くの歌舞伎ファンに親しまれてきた。
また、息子・海老蔵さんと共に海外公演にも積極的に取り組み、歌舞伎界の発展にも尽力した。07年には紫綬褒章も受章している。