「白い恋人」VS「面白い恋人」 和解成立
北海道を代表する菓子「白い恋人」の商標権を侵害しているとして、関西を中心に販売されている菓子「面白い恋人」が訴えられていた裁判は13日、札幌地裁で和解が成立した。
この裁判は、「白い恋人」を製造する「石屋製菓」が、「吉本興業」の子会社が販売する「面白い恋人」に商標権を侵害されたとして、販売の差し止めなどを求めていた。石屋製菓と吉本興業によると、「面白い恋人」がパッケージを変更すること、「面白い恋人」の販売を一部の物産展などを除いて、大阪や京都など関西6つの府県に限定することなどで和解が成立。賠償金の支払いは発生していないという。
石屋製菓は和解を受け入れた理由として、「商品の誤認混同のおそれがなくなったと判断し、訴訟の目的は達せられた」と説明している。一方、吉本興業は「今回の経験を生かした上で、関係するすべての皆さまに心から楽しんでいただくべく、努力を続ける」などとコメントしている。