AKB・篠田麻里子さん、カワイイ区長退任
去年、福岡市がPR活動の一環で設置した、仮想の行政区「カワイイ区」の区長に任命された、アイドルグループ「AKB48」篠田麻里子さんが19日、突然の退任となった。
カワイイ区は去年8月、福岡市のファッションや食べ物などの情報を広く発信しようと、福岡市が設置した仮想の行政区で、主にインターネットで情報発信してきた。初代区長には篠田さんが就任した。
これまでに約4万人が「区民」登録するなど話題を集めたが、篠田さんは19日、わずか半年で突然、区長を退任した。その背景にあったのが4件の苦情で、このカワイイ区が男女差別を助長するなどの申し立てがあり、現在、市で事業の名称などについて議論を行っているという。
福岡市広報戦略課・大倉野良子さん「このような議論になって、直接議論には関係なく、無償で、ボランティアの気持ちで区長についてくれた篠田さんに、これ以上迷惑をかけるわけにはいかない」
福岡市は「かわいいは男女の区別を表現したものではなく、男女差別にはあたらない」としてカワイイ区自体は存続させる方針。