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浮いて生き延びる「津波救命艇」公開

2013年3月6日 23:30
浮いて生き延びる「津波救命艇」公開

 津波から身を守るため、国土交通省の四国運輸局は6日、東南海・南海地震などに備えて開発した「津波救命艇」を公開しました。

 公開されたのは最大35人が乗れる津波救命艇の試作艇で、強度評価試験で安全性を確認したと発表しました。

 津波到達までに高台への避難が難しい地域の人々や幼児やお年寄りなどを津波から守るために開発したもので、国が津波の救命艇を造ったのは初めてです。

 東日本大震災クラスの津波を想定して開発された津波救命艇は、全長約9メートル、幅約3メートル、秒速10メートルの衝撃にも耐えられるほか、転覆してもすぐ元に戻り、沈まない構造。

 貯蔵庫には水や食料が7日間以上常備され、医療品や防寒シートなど様々な生存キットが備えられ、室内にはトイレも設けられています。

 この現代版「ノアの方舟」に太平洋沿岸地域の自治体などから問い合わせが相次いでいますが、1隻およそ700万円とコスト面の課題もあり、四国運輸局は大量生産でコストを下げ普及を目指したいとしています。

 津波の破壊力にも耐えられる技術に今後も期待が集まりそうです!!

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