横断待ち歩行者いても“停止せず”が3割
歩行者優先がルールとなっている横断歩道で、横断待ちの歩行者がいても必ずしも停止をしないドライバーが3割に上ることが警視庁の調査でわかった。
警視庁によると、東京都内で去年、横断歩道を歩いているさなかに車にひかれるなどして死亡した人のうち、6割以上は違反をしないで渡っていながら犠牲となっていた。
これを受け、警視庁が運転免許の更新者にアンケートをしたところ、信号機のない横断歩道で横断待ちをしている歩行者がいる場合に、必ずしも停止しないドライバーが全体の3割、「横断歩道あり」という道路標識を知らないドライバーが7割以上に上った。
警視庁は「横断歩道では歩行者優先」という交通ルールを正しく理解していないドライバーが多く見られるとして、ルールの徹底を図るとともに、交差点での違反者の取り締まりを強化する方針。